オフラインイベントにこだわって大阪で「Midosuji Tech」を運営しています![クラスメソッドコミュニティAdvent Calendar 2024]

オフラインイベントにこだわって大阪で「Midosuji Tech」を運営しています![クラスメソッドコミュニティAdvent Calendar 2024]

こんにちは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)です。

クラスメソッドコミュニティAdvent Calendar 2024の18日目として、今年始まった大阪の勉強会「Midosuji Tech」について、どういう思想なのか、を私の視点からご紹介したいと思います。

Midosuji Techについて

クラスメソッドの大阪オフィスにて定期的に開催している勉強会です。正式名称は クラメソおおさか IT 勉強会「Midosuji Tech」です。

オンライン配信はせず、オフラインでのみ実施しています。(一応、ハイブリッド開催の用意はできているものの、今は敢えてしていません。ハイブリッドでも活発にコミュニティ運営できると判断できれば、今後するかもしれませんが・・・)

Midosuji Techは、技術のごった煮発表会を目指していて、あらゆる技術トピックを歓迎しています。

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上記は司会スライドです。技術イベントは大体一方向に喋るだけになりがちですが、できるだけ双方向に話せるように試行錯誤しているところです。

参加者属性も特に定めておらず、多種多様な業種・業界、そしてロールの方が参加されています。

なぜオフラインイベント?

このご時世、オンラインイベントのほうが集客力はありそうです。

オフラインイベントは参加ハードルが高いように感じませんか?
コロナ禍以降、オンラインイベントが多くなってしまったせいで、感覚が戻らずオフラインイベントの敷居が高いままになっている気がします。

イベントを実施する企業側としても、オフラインイベントは何かしら会場の準備をしないといけないので、オンラインのほうが簡単に準備できるという考えが一般的になっています。
クラスメソッドも、コロナ禍以前からオンラインでの会社説明会やイベントは多く開催していましたが、全体で見ると今も比率としてはオンラインが多くなっています。

ではなぜオフラインでやるのか。

理由は単純で、コミュニケーションを楽しみたいからです。運営者と参加者、そして参加者同士のコミュニケーションが生まれて初めて活発なイベントになると思っています。
2024年は関西でもオフラインイベントは少しずつ復活してきているので、Midosuji Techも負けじと開催していきます。

やはり技術イベントは残念ながら関東勢が強いのですが、大阪も盛り上がってるぜ!ということを多方面に見せつけたいという個人的な想いもあります。オンラインだと盛り上がりがどうしても見えづらいので…。

運営のこだわり

Midosuji Techのイベント運営におけるプチこだわりポイントをご紹介します。
先に断っておきますが、クラスメソッドではイベント企画者によって色が違うので、他のイベントでもその考え方ではないということはご留意ください。

双方向コミュニケーション

Midosuji Techでは参加者と登壇者が会話をする時間を大事にしています。
毎登壇者ごとに質問タイムを作り、そこで生じた質問や感想をやり取りしてもらっています。これは初回から好評の声を頂いています。是非続けたい取り組みです。

参加ハードルを下げる

オフラインである以上、参加ハードルはどうしても高くなってしまうのですが、頑張って低くしようと取り組んでいます。
主には取り扱うテーマ選びに時間を掛けています。参加しやすい・登壇しやすいを優先してテーマ選定を行っています。
また、アンケートにて「どんなテーマなら登壇したいですか?」などを参加者から収集して、参考にしたりしています。

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第1回は初回のため全員クラスメソッドエンジニアでしたが、徐々に社外の方を増やし、第3回は過半数を外部登壇者にすることができました。

小さく始めて広げていく

どのコミュニティにも言えることかも知れませんが、いきなり「大きいイベントやります!来てね!」と言っても、ユーザーが付いてくるかどうかなんて分かりません。
まず初めは小さくやっていくことが肝要です。

最初は10名ほどの参加者でしたが、#3では25名ほど参加していただきました。ありがたいことに7〜8割は新規参加の方です。

企画段階では「最終的には30人くらい来たらいいね」と話していたので、もう少しな感じはします。

トークテーマを絞らない

「クラスメソッドはAWSの会社」、そう思われている方は少なくありません。
実際そういう側面はあるので否定しませんが、AWSの属性に閉じずに敢えて技術全般を扱うようなコミュニティを目指しています。

トークテーマはAWS限定とせず、例えばAzureやGoogleクラウド、オンプレミス、そもそもインフラじゃない話、プロジェクトマネジメントの話でも、IT技術に何かしら関連していればOKとしています。

過去登壇の例です。狙い通り、いい感じにバラけていると思います。

登壇タイトル
ブラウザ上で実行され、AIアシスタント付きデータベース postgres.new を触ってみた
GenU導入でCDKに初挑戦し、悪戦苦闘した話
これから始めるNutanix Cloud Clusters on AWS
IoT Greengrassの横文字を理解しながらセットアップしてみた
Bedrockを使用したサーバー構築
素敵なWebフレームワークHonoを紹介したい
Google CloudのLLM活用の選択肢を広げるVertex AIのパートナーモデル
わたしとトラックポイント
業務効率向上としての分割キーボード
自分の使いやすいターミナル環境をつくる
jq を駆使して aws cli の運用を最適化
duckdb-wasmを使ってみた。
エンジニアがFigmaを使ったら幸せになった話
よくわからんサービスについての問い合わせが来たときの強い味方 Amazon Q について

終了後のアンケートでは、「今まで触れたことのない技術についての話が聞けてよかった」という意見を多く頂いており、何かしら着想を得れた! という声もしばしば。
色々分散しすぎて面白くない方も中にはいるかもしれませんが、これはこういうものだという意思を持って続けたいと思っています。

初心者に登壇してもらう

せっかくのオフラインコミュニティなので、参加者のみなさまにも何かを得て帰ってもらいたいと思っています。
何かを得てもらうためにどうすればいいか。…登壇してもらおう! というノリで、第2回以降から積極的に外部登壇を募っています。

ちょうど他の拠点(札幌)でも初めて参加枠の運用が上手く行っているようだったので、アイデアを拝借し、Midosuji Techでも第4回から初心者登壇を募っています。

https://classmethod.connpass.com/event/340320/

初心者の方に登壇してもらう理由としては色々あり、一番はコミュニティの活性化、新陳代謝にあります。
長期的にコミュニティを運営すると、メンバーが固定化され、いつも同じ顔ぶれ…ということが起こり得ます。これはこれで楽しいのですが、コミュニティはできるだけ長く続けたいので、新陳代謝が自然に起こる仕組みを作りたいと思っています。

新規の方特有の発想により刺激が得られることを大いに期待して、初心者枠というものを設けました。

参加者と対話する

イベント企画・運営者からすると、イベントに参加してくださった方は本当にありがたい存在です。
イベント中に少しでも会話して、フィードバックをもらい、イベント改善のきっかけを掴みます。

頂戴するフィードバックは「もっと登壇者・参加者同士喋りたかった」がほとんどで、何か良い策がないか考えています。(平日夜にイベント開催する都合上、なかなか難しいところはありますが・・・)
現時点では懇親会をしていないので、今後やるのはありかもしれません。

おわりに

コミュニティは企画者・運営者のものではなく、参加者と共に作り上げていくものです。
ぜひ、「私も一緒にこのコミュニティを作り上げるぞ!」という気持ちで参戦して頂けると嬉しいです!

Midosuji Tech、1-2ヶ月に1度開催しており、興味が湧いた方は是非参加してみてください👋

このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!

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